このスイーツブログを書く上でやり遂げたいこと……。それは一つの店舗を深堀りし、お店の魅力や新しい発見ができるようにするのが我々ライターの役目。一つ記事を書いて満足するのではなく、食べたスイーツごとに記事を見ている方にも「これ食べたことが無いから食べてみよう!」と思わせる記事を書くことが、今の私の目標です。
まず、そこで選んだのが南区皆実町にある「西洋菓子カトルフィユ」。2006年にオープンしたお店も今年で20周年になります。なぜ20周年もお客様に愛されてきたのかを解明するべく、はじめたのが広島カトルフィユ全商品実食チャレンジ!
今回はカトルフィユで食べてきた今までのスイーツをおさらいし、なぜ、このお店は20年歩んで来れたのか?何がお客様に愛されているのか?を考察して参ります!
※写真はイメージです。
オーナーパティシエ・森脇 修 のスイーツ達への想い
オーナーパティシエ・森脇 修・※以下公式サイトから引用
1970年生まれ。製菓学校卒業後、広島の大手洋菓子メーカーで修行を始め、FC展開の洋菓子店や広島でも指折りの繁盛など様々な形態でチーフ・店長を務め、2006年西洋菓子カトルフィユをオープン、モットーは素材の持つ美味しさを膨らまし、又食べたくなるお菓子作り。
「カトルフィユのお菓子達は”日常の中に小さな幸せ”を感じて頂けるべくお客様の笑顔を想い浮かべながらおつくりしています。広島に根付く伝統的なお菓子から、森脇オリジナルの創作菓子まで幅広い商品を取り揃えております。贅沢なひとときのお側にいつも当店のお菓子がありますよう、これからもおつくりしてまいります。」
お店の商品は、ショーケースに彩られた生ケーキから、クッキーや焼きドーナツといった焼き菓子、何といってもバスクチーズケーキの豊富な種類は毎日お店にきても新しい発見をさせてくれます。
今まで食べた美味しいスイーツ達をおさらいしてご紹介!
1.バスクチーズケーキ&ブラックバスクチーズケーキ
- こだわりの厳選素材: 広島県産の新鮮な卵と、オーストラリア産の濃厚なクリームチーズを贅沢に使用。
- 絶妙な火加減: 「中心部はとろりと、外側は香ばしく」という黄金バランスを職人が見極めています。
- グルテンフリーへの配慮: 小麦粉を使用していないため、チーズ本来の旨味をダイレクトに感じられます(※底面のスポンジを除いた場合)。
最大の特徴は、パティスリーならではのフレーバー展開の多さです。
「バスクチーズケーキ=プレーン」という常識を覆す、個性豊かなラインナップが揃っています。
異彩を放つ「ブラックバスクチーズケーキ」
この色の秘密は、生地に練り込まれた「竹炭」と「ブラックココア」にあります。一口食べると、表面の香ばしさと共に、中は驚くほど「とろり」とした濃厚なチーズの味わいが広がります。ブラックココアのほのかな苦味が、チーズのコクをより一層引き立てており、甘さは控えめ。「ただのチーズケーキでは物足りない」という、リッチな味わいを求める方におすすめ!
2.唯一無二の食感!王道「エクレアカスタード」
最大の特徴は、土台に「パイ生地」が使われていること!
徹底解剖ポイント
- 食感のコントラスト: 上部はふんわりとしたシュー生地、底はサクサクのパイ生地という贅沢な2段構え。
- カスタードの密度: 中にはバニラビーンズが香る、ずっしり濃厚なカスタードが隙間なく詰まっています。
- チョコレートのバランス: コーティングされたチョコの厚みが絶妙で、主役のカスタードを邪魔しません。
一口かじると、パイがハラハラと崩れる食感の後に、溢れんばかりのクリームが追いかけてくる……。この満足感は、カトルフィユならではの職人技を感じさせます。
3.リング型の可愛らしい焼きドーナツ「カトルリング」
チョコ:濃厚でリッチな王道の味
袋から出した瞬間にカカオの香りが漂います。生地にしっかりとチョコが練り込まれており、まるでガトーショコラを食べているような満足感。甘すぎず、ほろ苦さも感じられるので、大人の方にもおすすめです。
抹茶:上品な香りと鮮やかな色
一口食べると、抹茶の爽やかな苦味と香りが口いっぱいに広がります。生地の甘みと抹茶の渋みが絶妙なバランスで、日本茶はもちろん、コーヒーとも相性抜群です。
キャラメル:とろけるような甘い誘惑
キャラメル特有の香ばしさと、コクのある甘みが特徴です。5種類の中でも特に「おやつ感」が強く、お子様にも喜ばれそうな味わい。レンジで数秒温めると、より香りが立ち、焼きたてのような風味が復活します。
ゴマ:プチプチ食感と香ばしさの極み
生地にたっぷりと黒ゴマが練り込まれた、非常に香ばしい一品。噛むたびにゴマの風味が弾け、後味は意外にもあっさり。甘いものが苦手な方からも選ばれる、風味豊かなフレーバーです。
プレーン:素材の良さが際立つシンプルさ
すべての基本となるプレーンは、卵とバターの優しい甘みがダイレクトに伝わります。しっとりした食感を一番ピュアに感じられ、何度食べても飽きない「毎日食べたくなる味」です。
4.広島レモンの恵みが凝縮!「広島レモーネ」
驚くほどしっとりした食感
一般的なレモンケーキはパサつきが気になることもありますが、レモーネは驚くほど「しっとり」しています。生地にレモンの果汁とピールが練り込まれており、噛むたびにフレッシュな酸味が弾けます。
ホワイトチョコの絶妙なバランス
表面には薄くホワイトチョコがコーティングされています。 このチョコのミルキーな甘さが、レモンのキリッとした酸味を優しく包み込んでおり、コーヒーにも紅茶にも合う上品な味わいに仕上がっていました。
5.カトルフィユの看板「石畳」&「ルビーの石畳」
- 石畳: 深みのあるココアパウダーに覆われ、断面はチョコレートの濃淡が美しく、クラシックで高級感のある佇まいです。 期待を裏切らない濃厚なカカオのコク。甘すぎず、後味に芳醇な香りが残ります。また、一口の満足度が非常に高く、「チョコを食べた!」という幸福感に包まれます。コーヒーとの相性が抜群です。
- ルビーの石畳: 第4のチョコレートと言われる「ルビーチョコ」特有の天然のピンク色。見た目だけで心が躍る、ギフトにもぴったりの華やかさです。最大の特徴は「ベリーのような爽やかな酸味」。着色料やフレーバーではなく、チョコ本来のフルーティーさが際立っています。酸味がある分、最後まで飽きずにさっぱりと食べ進められます。紅茶やハーブティーとも合いそうな軽やかさがあります。
振り返ってみると、食べるのは焼き菓子系が多いかもしれません。もしかしたら普段、お客様はショーケースの生ケーキに見惚れて「焼き菓子」にあまり手を出さないのではないか?とも思います。今後はまず「焼き菓子」を中心に実食レポートをしてみようと思っております。
「日常の小さな幸せ」を届け続けて。愛され続ける理由とは?
五感で楽しむ「オープンキッチン」のライブ感
扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、お菓子が作られる活気あふれる風景です。
私たちは創業当時から、あえて「お客様から見える場所で作る」ことにこだわってきました。パティシエたちが真剣な眼差しでクリームを絞り、スポンジを焼き上げる姿。それは、安心・安全をお届けするという約束の証でもあります。
- 焼きたての香ばしい香り
- 目の前で仕上げられる繊細なデコレーション
- パティシエたちの生き生きとした動き
これらが一体となり、お菓子を食べる瞬間だけでなく、「選ぶ時間」そのものが一つのエンターテインメントとして、お客様の記憶に残っているのです。
広島の恵みを活かした「地産地消」の追求
カトルフィユが大切にしているのは、地元・広島の素晴らしい素材を主役にすることです。
20年という歴史の中で、特に多くの方に愛されているのが、瀬戸内の豊かな自然で育ったレモンを使用したお菓子です。大崎下島のレモンなど、生産者の方々が手塩にかけて育てた素材を、最も輝く形でお菓子へと昇華させる。
「地元の誇りを、甘い一粒に込めて。」
この想いが、広島に住む方々には「馴染み深い安心感」を、県外の方々には「広島ならではの特別感」を与え、唯一無二の価値を生み出しています。
「いつもの日」を彩る、変わらない哲学
カトルフィユが20年間、一貫して掲げているのは「日常の中に小さな幸せを」という哲学です。
記念日の豪華なケーキはもちろん大切ですが、私たちはそれ以上に、何でもない一日に彩りを添えるお菓子でありたいと考えています。
長く愛される理由を振り返ると、以下のようなこだわりが見えてきます。
- 飽きのこない絶妙な甘さ: 最後まで美味しく食べられるよう、素材の風味を最大限に引き出すレシピ。
- 幅広いラインナップ: お子様からご年配の方まで、家族全員が「自分の好き」を見つけられる品揃え。
- 温かみのある接客: 20年前から変わらない、お客様一人ひとりに寄り添う心。
広島の街に甘い香りを漂わせ「西洋菓子カトルフィユ」は、今年でついに創業20周年。
移り変わりの激しいスイーツ業界において、20年という歳月を積み重ねられたのは、ひとえにお客様との絆があったからこそ。
「あそこに行けば、いつもの美味しいお菓子がある」という確信。この圧倒的な安心感こそが、語り継がれるような「地元の名店」であり続ける最大の秘訣かもしれません。
西洋菓子 カトル・フィユ店舗情報
- 住所: 広島県広島市南区皆実町2丁目5-1
- 営業時間: 10:00~19:00
- 定休日: 年中無休 ※1月1日~1月3日は店休日となります。
- 電話番号: 082-256-0714


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