はるかウィーンから始まった、洋菓子への憧憬
オーストリアの首都ウィーンは、「音楽の都」として知られる一方で、古くから独自の洋菓子文化が花開いた場所でもあります。
この地には、皇帝や貴族に愛されてきた老舗の洋菓子店「コンディトライ」が数多く存在します。その代表格の一つが、創業230年以上の歴史を持つ「デーメル(DEMEL)」です。デーメルは、その優雅な雰囲気と伝統の製法で、世界中の菓子愛好家を魅了し続けています。
広島の地で、ドイツ菓子を提供する喫茶店として誕生したバッケンモーツアルトのルーツも、このウィーンの洋菓子文化、そしてヨーロッパの菓子に対する深い憧れにあります。
※写真はイメージです。
広島・袋町でドイツ菓子を始めた理由
バッケンモーツアルトは、1974年に広島市袋町で一軒の喫茶店として創業しました。
ウィーンの菓子文化は、隣国ドイツの菓子文化とも密接に関わりながら発展してきました。創業者が当時着目したのは、このドイツ菓子の持つ確かな技術と、素朴でありながら奥深い味わいです。
当時の日本では、まだ本格的なヨーロッパの伝統菓子を提供する店は限られていました。広島の街に、本場の味と文化を紹介したい。その情熱が、バッケンモーツアルトの出発点となりました。
バッケンモーツアルトが目指した洋菓子文化の伝播
私たちが創業以来、大切にしてきたことは、ただお菓子を作ることだけではありません。
それは、ヨーロッパで何百年も受け継がれてきた「お菓子を愛する文化」を、ここ広島で、日本の皆様にお届けし、根付かせることです。
私たちが考える洋菓子文化の伝播とは、以下の要素を大切にすることです。
- 伝統の製法と素材を守り抜くこと
- お菓子にまつわるストーリーを伝えること
- 日常の小さな贅沢として楽しんでいただくこと
【デーメル】が示す伝統の重み
デーメルが今なお世界中で愛され続けているのは、彼らがウィーン宮廷御用達の菓子店としての揺るぎない伝統を守り続けているからです。
特に、デーメルが関わったとされる「ザッハトルテ」の元祖をめぐる物語は、洋菓子一つにも深い歴史と文化があることを示しています。彼らのように、一つの菓子に込められた歴史や情熱を大切にする姿勢は、バッケンモーツアルトの菓子作りの指針の一つです。
私たちがつなぐ「広島のウィーン菓子」
「バッケンモーツアルト」という社名も、創業者がウィーンにあるカフェテラスの名前に感銘を受け、この地で本格的なウィーン菓子を提供したいという想いを込めて名付けられました。
私たちは、ウィーン菓子の伝統とドイツ菓子の技術を融合させ、日本の風土と人々の好みに合わせた独自の味を追求し続けています。それは、遠く離れたウィーンの洋菓子文化を、私たちらしい形で広島から未来へとつなぐことに他なりません。
私たちが心を込めて焼き上げるケーキ一つひとつには、遥かヨーロッパの伝統と、それを日本で広めたいという創業からの変わらぬ情熱が込められています。ぜひ、バッケンモーツアルトのお菓子を通して、ウィーンから伝わる豊かな洋菓子文化を感じてみてください。


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