100年の時を超えて。広島の歴史が息づく焼きドーナツの魅力
広島洋菓子界の老舗「ボストン」が、創業当時の屋号「朝日ドーナツ」を冠して復刻させた「復刻・朝日ドーナッツ」。
これは単なるお菓子ではありません。創業1923年、広島初の洋菓子店としてスタートした当時の情熱と、創業者の「多くの人に喜ばれるお菓子を作りたい」という思いが、現代の技術で蘇った歴史的な一品です。
最大の特徴は、一般的な揚げドーナツとは一線を画す「焼きドーナツ」であること。油で揚げていないため、とてもヘルシーで、ボストンならではの上品な味わいが引き立ちます。今回は、この「復刻・朝日ドーナッツ」の持つ、しっとり食感の秘密と、全フレーバーを徹底的にレビューします。
※写真はイメージです。
1923年、広島に芽生えた洋菓子の光「朝日ドーナツ」
広島洋菓子界の老舗として知られる「ボストン」。その長い歴史は、今から100年以上前の1923年(大正12年)にまで遡ります。
この年、ボストンの創業者である栗栖百三郎氏によって創業されたのが、屋号を冠した「朝日ドーナツ」でした。
当時の広島にとって、洋菓子はまだ珍しい存在です。その中で、栗栖氏は「多くの人に喜んでもらえるお菓子を提供したい」という強い信念のもと、当時としては斬新であったドーナツの製造と販売を始めました。これが、広島における洋菓子文化の本格的な第一歩となったのです。
「朝日」という名に込められた思い
「朝日」という屋号には、当時の人々の生活を明るく照らしたいという希望や、洋菓子の新しい時代が始まるという意味が込められていたのかもしれません。
栗栖氏が目指したのは、単に目新しいお菓子ではなく、誰もが笑顔になれる「優しい味わい」でした。この「優しさ」と「美味しさへの探求心」こそが、ボストンが100年以上にわたり守り続けてきた”原点”なのです。
なぜ今、原点に立ち返り「復刻」させたのか?
「朝日ドーナツ」はその後、さまざまな挑戦を経て現在の「ボストン」へと発展し、洋菓子店として長く愛されてきました。
では、なぜ創業100年という節目を迎えるにあたり、かつての屋号と商品を「復刻」させたのでしょうか。
復刻の目的:100年前の「精神」を現代に伝える
それは、単に懐かしむためではありません。激動の時代を経て受け継がれてきた創業者の「ものづくりへの情熱」と「味へのこだわり」を、現代のお客様に伝えることにあります。
復刻された「復刻・朝日ドーナッツ」には、以下の3つの要素が込められています。
- 当時の技術と精神の再現: 栗栖氏が目指した「油っぽさがなく、しっとりとした上品なドーナツ」の理想を、現代の厳選された素材と技術で実現すること。
- 歴史の継承: 広島初の洋菓子店のルーツを知ってもらい、ボストンのブランドの奥行きを感じてもらうこと。
- 時代のニーズへの対応: ヘルシー志向が高まる現代において、揚げずに焼き上げた「焼きドーナツ」という形が、当時の優しさをそのまま表現できると判断されたこと。
なぜこんなに美味しい?「朝日ドーナッツ」しっとり食感の秘密
「復刻・朝日ドーナッツ」が多くのファンを魅了する理由は、その独自の“しっとり感”にあります。
秘密は厳選された原材料と焼き方
- 厳選された卵とバターの使用: 焼き菓子において、卵とバターは食感としっとり感を決める重要な要素です。ボストンでは、これらの原材料を惜しみなく使用することで、重厚でありながらパサつきのない、理想的な焼き上がりを実現しています。
- アーモンドプードルの配合: 生地にしっとり感と風味を与えるアーモンドプードルを配合することで、まるでケーキのようなリッチな口どけが生まれます。
- 油っぽさゼロの焼き上げ: 油で揚げていないため、胃もたれしにくく、素材本来の上品な甘さと風味が口いっぱいに広がります。
このこだわりこそが「甘すぎず、重すぎず」という、ボストンが長年守り続けてきた洋菓子の哲学を体現しているのです。
全フレーバー徹底比較!あなたの「推しドーナツ」を見つける
現在、「復刻・朝日ドーナッツ」は主に4種類のフレーバーがラインナップされています。手土産やギフトを選ぶ際の参考に、それぞれの特徴と味わいを詳しくご紹介します。
| フレーバー名 | 特徴と味わい | おすすめのシーン |
| プレーン | ドーナツの原点。素材の風味と上品な甘さが際立つ、シンプルながら奥深い味わい。まずはこれを試したい方に。 | 普段のおやつ、コーヒーブレイク |
| 抹茶 | 抹茶のほろ苦さが加わり、和のテイストを感じさせるフレーバー。甘さが控えめで、緑茶にもよく合います。 | 年配の方へのギフト、和菓子好きの方へ |
| チョコ | 濃厚なチョコレートの風味としっとり生地が絶妙にマッチ。リッチな味わいで、お子様から大人まで人気です。 | 3時のおやつ、午後のティータイム |
| 広島レモン | 爽やかな広島レモンの風味をプラス。酸味がアクセントになり、後味がすっきりとしています。特に人気の高い地域限定の味わいです。 | 広島土産、柑橘系が好きな方へ |
各フレーバーのレビューポイント
プレーン:素材の味をストレートに楽しむ
表面のグレーズド(コーティング)が薄くかけられており、サクッとした食感の後に、中の生地のきめ細かさと、口の中に広がるバターと卵の優しい風味が印象的です。ボストンの歴史を感じるなら、まずはこのプレーンから。
広島レモン:爽やかさが魅力の逸品
広島土産として圧倒的な人気を誇るのがこちら。口に入れた瞬間にレモンの香りがパッと広がり、上品な甘さの生地とのバランスが絶妙です。甘いものが苦手な方でも、この爽やかさならペロリと食べられるでしょう。
抹茶:ほろ苦さが大人の味わい
抹茶の風味はしっかりと感じられますが、苦味が強すぎず、非常に上品な仕上がりになっています。温かい緑茶やほうじ茶と一緒にいただくと、和洋折衷の味わいがより引き立ちます。
広島土産や手土産として選ばれる理由
「復刻・朝日ドーナッツ」は、その美味しさだけでなく、ギフトとしての優秀さも兼ね備えています。
- 個包装で分けやすい: 職場やご家庭で配る際にも衛生的で便利です。
- 日持ちの良さ: 焼き菓子なので日持ちが長く、お土産として安心して購入できます。
- 歴史という付加価値: 広島の洋菓子店の原点というストーリーが、贈る相手との会話のきっかけにもなります。
「ボストン」の店頭はもちろん、広島駅や主要な百貨店でも購入できることが多いので、広島を訪れた際は、ぜひこの歴史ある焼きドーナツを手に取ってみてください。
広島洋菓子ボストンの店舗情報
| 店名 | 住所 | 営業時間 |
| ボストン 本店 | 〒730-0853 広島県広島市中区堺町2丁目6−3 | 10時00分~20時00分 |
| ボストン そごう広島店 | 〒730-0011 広島県広島市中区基町6−27 | 10時00分~20時00分 |
| ボストン フジグラン広島店 | 〒730-0044 広島県広島市中区宝町2−1 | 9時00分~20時00分 |
| ボストン|ekieおみやげ館店 | 〒732-0822 広島県広島市南区松原町1−2 1F ekie KITCHEN | 10時00分~21時00分 |
| ボストン|ekieおみやげ館店 | 〒732-0822 広島県広島市南区松原町1 | 10時00分~21時00分 |


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